2010年 08月 15日
終戦から65年
終戦から65年。
もうそんなに経ったのかとも、まだそれくらいかとも感じられます。
私の近しい身内には、幸い戦争へ行った人はいません。
父方の祖父は職業軍人ではなかったけど、地方の兵隊学校の教員をしていたと聞きます。
母方の祖父は岐阜の農学校の教員だったので徴兵は免れていましたが、
知人から満州へ行こうという誘いを受けていたそうです。
色々考えてそれはやめたとの事ですが、もし行っていたら、
終戦時に1歳だった母はもちろん、幼かった伯父伯母もどうなっていたことか。
片やkimi家では。
義父は当時、帝大の理系学生だったため、学徒出陣の対象外でした。
東京大空襲の時には、都内でも戦火の恐れがない場所に疎開中で難を逃れ、
尋常小卒業前だった義母は、東京大空襲の直後に地方の疎開先から帰宅したそうです。
こうやって少しの偶然の結果、今の私達の人生があるのですね。
考えてみると、祖父母からはそんなに詳しく戦争の話は聞いてなかったかも。
(家が爆撃で吹っ飛んだという話くらいかな・・・)
私の両親は当時まだ幼かったけど、
義母は直接戦争を体験し、覚えています。
その話を聞くことはとても貴重なことなんだと思う。
この国であれだけの人間が亡くなり、
苦しみと悲しみに覆われた時代があったことを、忘れてはいけない。
アメリカと戦争をしたことを知らない若者がいると、
何かのテレビで聞いた時は驚いたっけなあ。
伝えなくてはいけないことって、絶対にあります。
まだ小さな姪や、この先私が関わっていく子供達にも、
きちんと話をしていきたいと思います。
by katze-moco
| 2010-08-15 15:14
| 私のこと